Genèse1:6

Dieu dit : Qu'il y ait un firmament au milieu des eaux et qu'il sépare les eaux d'avec les eaux et il en fut ainsi.

 

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なんだか難しい。ひとつずつ見ていきます。

Qu'il y ait un firmament au milieu des eaux

ここは前にやった

 

frenchbiblechallenge30.hatenadiary.jp

 

・ Queがどこにもかかっていない

・動詞が接続法である

・S+V

ということで「独立節」としてその場に居ない第三者への命令、願望、憤慨などを表す。

 

要は、まだun firmamentは存在していないわけですね。その場にいないun firmamentに向かって、au milieu des eauxであれと命令しています。

 

qu'il sépare les eaux d'avec les eaux

これもおんなじですね。独立節」としてその場に居ない第三者への命令、願望、憤慨などを表す。

 

il en fut ainsi.

そのようであった。という感じでしょうか。

 

長い文でしたが、熟語や定形の文だったので、分けながら考えればそこまで難しくなかったですね。

 

Dieu dit :

Qu'il y ait un firmament au milieu des eaux

et qu'il sépare les eaux d'avec les eaux

et il en fut ainsi.

 

1:6 神言たまひけるは水の中に穹蒼ありて水と水とを分つべし

 

Genèse1:5

Gn 1:5- Dieu appela la lumière jour et les ténèbres nuit . Il y eut un soir et il y eut un matin : premier jour.

 

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Dieu appela la lumière jour の文は、名詞が2つ並んでいます。これは

第6文型(S + V + OD + C)

Cは属詞で、形容詞や名詞が入るそうです。

でも、フランス語って、名詞には必ず冠詞が着くはずですが、jourには冠詞がついていません。これは以下の通り。

class.kitakama-france.com

「属詞」になる名詞は、基本的に無冠詞です。

 

Dieu appela la lumière jour et les ténèbres nuit . Il y eut un soir et il y eut un matin : premier jour.

1:5 神光を晝と名け暗を夜と名けたまへり夕あり朝ありき是首の日なり  

Genèse1:4

Gn 1:4- Dieu vit que la lumière était bonne, et Dieu sépara la lumière et les ténèbres.

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Dieu vit que la lumière était bonne, et Dieu sépara la lumière et les ténèbres.

1:4 神光を善と觀たまへり神光と暗を分ちたまへり

 

Genèse1:3

Gn 1:3- Dieu dit : Que la lumière soit et la lumière fut.

 

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Dieu dit : Que la lumière soit et la lumière fut.

1:3 神光あれと言たまひければ光ありき

 

接続法現在。接続法というのは話者の主観的、感情的な事柄を表す。現実かどうかはわからないけど、話者の感情のフィルターを通した事実。ということなので、神様が光があるようにと希望した。という表現のようです。

接続法を使えるかどうかが、フランス社会での教養の物差しの一つ。とものの本に書いてありました。要は、結構高度な文法のようです。

しかし、命令形ではないのは興味深いですね。「光があるように」と命令したわけじゃなくて、「光があるといいな。多分あるんじゃないかな。おそらくあるだろう。」という感じ。

と思ったら違った!

lecture1.kitakama-france.com

・ Queがどこにもかかっていない

・動詞が接続法である

・S+V

ということで「独立節」としてその場に居ない第三者への命令、願望、憤慨などを表す。ということです。

辞書の例文:Alors,qu'il attende!(それなら彼を待たせておきなさい)

偉い人が、使いの者に言伝をしているという文章でしょう。たしかにその場に居ない人に対して、待てと命令している文です。

↑のリンクしたページには、「格調高い文章」と説明されています。この例文にも、うやうやしい感じが出ていると思います。

 

そして、「la lumière fut.」こちらは直接法単純過去なので、その結果として、事実として光があった。ということですね。

 

なんだよ。最初から高度かよ。仏検5級もあやしい私にどうにかなるのかな。

Genèse1:2

Gn 1:2- Or la terre était vide et vague, les ténèbres couvraient l'abîme, un vent de Dieu tournoyait sur les eaux.

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Or la terre était vide et vague, les ténèbres couvraient l'abîme, un vent de Dieu tournoyait sur les eaux.

 

1:2 地は定形なく曠空くして黑暗淵の面にあり神の靈水の面を覆たりき

 

大地はまだごにょごにょではっきりしてないけどその中に深淵と水があった。深淵の方は暗闇がおおっていて、水の方は神様の風が渦巻いていた。

なんだかおそろしいですね。天地創造っていうのは、空と地面をつくったのではなくて、天国と地獄をつくったんじゃないかと感じるような表現です。深淵を闇が覆っていたーなんて。

 

 闇が複数形でのみ使われる語っていうのが、日本語の感覚からすると違和感ある。これはなんでなんだろう。なんでってフランス人が聞かれても困るだろうけど。これは、自分が目を開けているのも疑わしくて、思わず大きく目を見開いてもなお闇。そういう真っ暗闇のことかしら。あれは何か闇の重さみたいなものを感じる事がある。四方から迫りくる感じはしますね。そういう感じ?ということにしておきます。

 

 将来フランス語きちんと読めるようになった時に、「あーこの単語は聖書の〇〇何章何節にあったわー」なんて覚え方してたらかっこよくない?フランス人に「なにでフランス語覚えたの?」って言われた時に「聖書」って言えたらすごくない?フランス語を勉強しながら、相手のベースとなる教養を身につけられる。これ本当の一石二鳥。

Genèse1:1

Genèse

Gn 1:1- Au commencement, Dieu créa le ciel et la terre. 

 

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Au commencement, Dieu créa le ciel et la terre.

1:1 元始に神天地を創造たまへり 

 

神、Dieuに冠詞がついていないのは、固有名詞化しているかららしい。

 

しかし辞書には「Cupidon est le dieu de l'amour.」という例文もあり、これは定冠詞をつけている。

思うに、「漱石」っていったら夏目漱石のことだし、「イチロー」っていったら鈴木一朗のことだし、「ガリレオ」っていったら「ガリレオ・ガリレイ」のこと。

人が「イチローのホームランが」って言ってる時、「イチロー」は鈴木一朗の固有名詞となり永久欠番となる。

唯一絶対神を言う時はただ「Dieu」。でもキューピットとかも神様だから、そういうときはその他の沢山の「いちろうさん」のように「le dieu」と言うのでしょう。

 

créaは直接法単純過去形

直接法単純過去形は、「歴史的表記、物語などに使われる文語」だそうです。

主に三人称で使われる。

 

こうなったら意地でフランス語聖書を読む

私は燃えている。

何がなんでもフランス語で聖書を読んでみせる。

 

理由1。フランス人歌手が大好きだから。

理由2。ロマンス語圏におけるキリスト教の影響を抑えるには聖書これ絶対。

 

頑張ります。

取り扱うテキストはLa Bible de Jérusalem (1956) です。

理由はなんとなく気に入ったから。英語訳にJ・R・R・トールキンが参加しているということで自分の中で好感度が高い。そうミーハーな理由です。

 

ちなみに日本語でも聖書を読んでいます。

キリシタンではありませんので失礼も多いかと思いますが、自分なりの敬意を持って読もうと務めています。

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